社長メッセージ

代表取締役社長 高橋輝夫

 株主・投資家の皆様には日頃より、NPRグループに対して格別のご支援を賜り、厚くお礼申し上げます。

 ここに、2021年度における当グループの事業の概況等をご報告申し上げます。

 2021年度における世界経済は、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中において、経済社会活動は正常化にむけた動きが見られましたが、需要回復に伴う一部部品の供給不足やサプライチェーンの混乱に加えて、原材料価格の高騰や金融資本市場の変動が、年度後半のロシアによるウクライナ侵攻で更に拍車がかかる状況となりました。また、我が国におきましては、断続的に適用された緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置により、個人消費は持ち直しに足踏みが見られる等、景気の先行きは依然として不透明な状況が続きました。

 当グループが関連する自動車業界におきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大で急減した前年同期からは需要が回復基調にあり、世界の自動車生産台数は増加しましたが、車載半導体の不足や部品供給の停滞による生産調整を余儀なくされました。

 このような状況の中、当グループにおきましても、上記の生産調整による影響を受けたものの、市場動向にあわせた需要の取り込みを進めたこと等により、売上高は507億83百万円(前年同期比12.2%増)となりました。

 損益面におきましては、原材料価格の高騰による影響がありましたが、増産効果に加えて、コロナ禍を通じて継続的に取り組んでまいりました生産性の改善や経費の有効活用等の合理化活動の進展等により、営業利益は26億27百万円(前年同期は営業損失1億65百万円)、経常利益は円安による為替差益等により30億58百万円(前年同期比759.7%増)となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益は、3月に発生した福島県沖の地震災害による損失の計上等により19億28百万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純損失8億13百万円)となりました。

 今後の見通しにつきましては、新型コロナウイルス感染症による影響が緩和され、経済社会活動が正常化に向かう中で、各種政策の効果や海外経済の改善による持ち直しが期待されるものの、世界的な半導体等の不足や原材料価格をはじめとした各種コストの上昇、さらにウクライナ情勢等の地政学的リスクにより、景気の先行きは不透明な状況が続くものと思われます。また、当グループが関連する自動車業界におきましては、需要は旺盛な状況にあるものの、引き続き部品供給の停滞や物流の混乱等による生産調整が予想されます。

 このような経営環境を踏まえ、第八次中期経営計画の2年目となる2022年度の業績予想につきましては、売上高550億円、営業利益27億円、経常利益28億円、親会社株主に帰属する当期純利益19億円を予想しております。また、配当につきましては、配当方針及び業績予想を勘案し、年間配当を1株当たり70円(中間配当20円、期末配当50円)とさせていただく予定としております。

 これまでの成果を踏まえつつ、既存事業の収益力強化、新規事業の育成・確立、及びサステナビリティ経営の推進を同時並行的に強く推し進めるとともに、適切なリソースコントロールを図ることで、更なる企業価値の向上に努めてまいりますので、今後も変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2022年5月13日
代表取締役社長 高橋 輝夫
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